ことあるごとに
「ヴァイオリンの名器 ストラディバリ」
なんて話題が持ち上がるけど
改造しまくりの楽器の音色云々なんて話は説得力がないよ
音量増加のためには弦張力を高めなければならない
そのため駒を高くし
バスバーは交換され
魂柱も太いものに交換され
ネックの角度を大きくし
指板を延長し
弦もガットからスチールに
これで現代ピッチであるA=442Hzになる!!
極めつけは弓だな
バロック時代の弓とはまるっきり違う!
なんとバロック弓はモダン弓とは逆方向に反っているのだよ!!
つまり本当に狩りで使う弓のような形だね
どう考えてもストラディバリはすでにモダン楽器なわけじゃん
当時の音色とはかけ離れているはず
ロマン派以降に必要となった
音量と均質性を追い求めた結果だね
バロック音楽は均質性を嫌うから
弾く位置で異なる音色が出せる弓は理に叶ってる
ところがロマン派以降では
どの位置で弾いても均一な音色がよしとされる
とまぁ ここまで書いても信者は目覚めることなく
「改造されても素晴らしいんですよ!」
と言うわけで
暗示というものは実に恐ろしいものだと痛感
ヤレヤレですな…
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